不動産ニュース / 開発・分譲

2023/1/11

「GLP ALFALINK 茨木1」を着工

「GLP ALFALINK 茨木1」外観イメージ

 日本GLP(株)は11日、マルチテナント型物流施設「GLP ALFALINK 茨木1」(大阪府茨木市)の起工式を執り行なった。

 大規模面開発を通して新たな価値を提供する「ALFALINK」ブランドの第3弾である「GLP ALFALINK 茨木」内の1棟目。大阪府道14号沿い、名神高速道路・近畿自動車道・中国自動車道の結節点となる「吹田JCT」から約6.2kmに位置する。敷地面積は約6万9,000平方メートル。PC免震造地上6階建て、延床面積約16万5,000平方メートル。竣工は2024年7月の予定。

 1階は両面バースを完備、一部には冷蔵対応な区画も整備した。2~5階は工場対応の他、EC需要に対応した庫内自動化にも対応可能な設計とする。6階には佐川急便(株)が入居。施設に入居する他の企業の荷物の出荷・集荷の効率化に寄与する。1区画1,000~5,000坪。

 地域に開かれたスペースとしてエントランスと一体感のある公園や、共用棟を用意。共用棟では厨房付きのカフェテリア、託児所、売店等を展開。快適な勤務環境を整備するとともに、地域住民も利用可能とし、まちに開かれた施設とする。

 BCP対応として、非常用発電機や防災センターを設置し、浸水や地震による停電などの災害に備え、非常時には井水利用を想定した設備設計を行なった。また、屋上に自家消費型の太陽光パネルを設置し館内電力の一部を賄うなど環境への取り組みも実施した。

 なお、「GLP ALFALINK 茨木」ではほかに「GLP ALFALINK 茨木2」(敷地面積約2万平方メートル、延床面積約4万1,000平方メートル、23年4月着工、24年7月竣工予定)、「GLP ALFALINK 茨木3」(敷地面積約4万7,000平方メートル、延床面積約12万平方メートル、23年12月着工、25年7月竣工予定)を開発する計画。

地域住民も利用可能な共用棟のカフェテリアイメージ

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PC造

プレキャストコンクリートを使用した建築構造のこと。鉄骨の骨組にプレキャストコンクリートをはめ込むことによって造られる建築構造である。この建築構造は工事期間とコストが少なくて済むため、賃貸マンションなどに多用されている。

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