不動産ニュース / 開発・分譲

2023/1/31

アップサイクル素材を採用したリノベマンション

「ライオンズヴィアーレ調布」ではリビング・ダイニングの照明にコーヒー染めのペンダント照明を採用

 (株)コスモスイニシアは31日、アップサイクル素材を取り入れたリノベーションマンション「ライオンズヴィアーレ調布」(東京都調布市)の販売を開始した。

 アップサイクル素材とは、 廃棄されるはずの製品を加工して付加価値を高めて再活用する素材 のこと。

 京王線「調布」駅徒歩7分、京王相模原線「京王多摩川」駅および京王線「布田」駅徒歩13分。1994年築の鉄筋コンクリート造地上9階地下1階建てのマンションの6階住戸(専有面積62.39平方メートル)をリノベーションする際、アップサイクル素材を活用したペンダント照明を採用した。

 同社では、立木を間引く過程で発生する間伐材を活用したことをきっかけに、リノベーションマンションの企画においてアップサイクル素材の活用を検討。その中で、コーヒー、ワイン、お茶といった飲料を染料や素材として活用するプロジェクトユニットHyle(ヒューレー)の活動に共感。照明の企画から出荷までを行なう(株)アプロスの協力のもと、コーヒー豆で染めた張地を使用したペンダント照明を製作し、採用している。

 2022年4月に販売した品川区五反田の物件で間伐材使用の作り付けの棚、コーヒー染め張地の照明を、目黒区八雲物件でブラウン管テレビなどの液晶ガラスを原料として再利用したタイルやコーヒー染め張地の照明を採用。既製品とは異なる色合いを評価を得たことから、その後さらに本物件を含む3物件(新宿区、三鷹市)でコーヒー染め張地を採用した照明を採用するに至った。 

 同社では今後もリノベーションマンションの企画でアップサイクル素材の活用を進めていく考え。

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