不動産ニュース / 開発・分譲

2023/2/3

景気DI、不動産は2ヵ月ぶり改善

 (株)帝国データバンク(TDB)は3日、2023年1月の「TDB景気動向調査」結果を発表した。有効回答数は1万1,719社。

 同月の景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は42.1(前月比0.9ポイント減)と、2ヵ月連続で悪化した。新型コロナウイルスの感染状況は徐々に落ち着きを見せている中、原材料価格の高止まりや電気料金等のエネルギーコストの増加などが悪化要因となった。投資用・資産用不動産は売買・賃貸ともに活発であったが、10業界中7業界、51業種中37業種が悪化した。

 「不動産」は46.1(同1.3ポイント増)と2ヵ月ぶりに改善。実質利上げによる先行きの警戒感はあるものの、「投資用、資産用不動産は活発」(不動産代理・仲介)、「賃貸市場がコロナ明けを睨み一気に動き出した印象がある」(貸家)といった意見が聞かれるなど回復基調にある。売買・賃貸ともに活気は戻りつつあるが、「都内の不動産価格が高いため都内近郊の不動産を購入する流れがある」(不動産代理業・仲介)といった声もあるなど、エリアによる濃淡は見られる。
 先行きについても、「移住希望者が継続的にいる。観光需要も旺盛」(不動産代理業・仲介)と前向きな声が聞かれる。一方、金利の上昇による購買意欲の低下や、材料費の高止まりによる影響等を懸念する声もあった。

 国内景気は平時に向かう社会とともに正常化が進むとみられており、米中欧などの海外経済やウクライナ情勢、金利の動向等の影響を受けつつおおむね横ばいで推移するとみられる。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通40周年

月刊不動産流通 月刊誌 2023年4月号
不動産実務に役立つ情報が満載!
2023年、不動産市場はどうなる?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

ムック売買・賃貸 不動産トラブルQ&A

弁護士が63事例を解説!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2023/3/1

「海外トピックス」更新しました!

塩でできたエコな宮殿『パラシオ・デ・サル』【ボリビア】」配信しました。
富士山とほぼ同じ高さに広がる世界最大の塩の砂漠、ウユニ塩湖。そのほとりにあるのが、世にも珍しい“塩製”のホテル「パラシオ・デ・サル」です。現地ライターが建設の経緯や建物の特徴などをレポート!