不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/2/9

過去最高益ペースで推移/住友不3月期3Q

 住友不動産(株)は9日、2023年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(22年4月1日~12月31日)は売上高6,988億8,500万円(前年同期比2.0%減)、営業利益1,969億1,900万円(同1.6%増)、経常利益1,966億1,500万円(同3.3%増)、当期純利益1,356億500万円(同5.1%増)。売上高こそ若干減少したものの、利益はいずれの項目でも3四半期時点での最高益を記録した。

 不動産賃貸事業部門では、前年に比べてテナント入退去工事が減少したことで減少したが、光熱費などの管理費用が増加。前期竣工の「住友不動産田町ビル東館」などが通期稼働もあり、セグメント売上高は3,154億3,900万円(同1.0%減)、ホテルやイベントホールもコロナによる落ち込みが縮小したことから、営業利益は1,323億900万円(同4,500万円増)と前年並みをキープした。

 不動産販売部門は期中に「グランドヒルズ南青山」「シティタワー大阪本町」などを竣工、引き渡し。マンション・戸建て・宅地を合わせて2,647戸(同462戸減)を計上した。販売戸数が減少したことでセグメント売上高こそ1,902億5,500万円(同6.0%減)と減少したものの、都心物件など好採算物件が多かったことから、営業利益530億500万円(同13.3%増加した。マンション契約は2,791戸(同437戸増)となり、通期業績予想に対する戸数は確保済みとなった。

 通期業績については売上高9,500億円、営業利益2,400億円、経常利益2,350億円、当期純利益1600億円を見込む。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。