不動産ニュース / 開発・分譲

2023/3/16

三菱地所他、南青山にバルコニー付きオフィスビル

「3rd MINAMI AOYAMA」外観

 (有)五光と三菱地所(株)は16日、両社が共に東京都港区南青山三丁目において開発を進めてきたオフィスビル「3rd MINAMI AOYAMA」を竣工した。

 東京メトロ銀座線「外苑前」駅徒歩3分、銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅徒歩6分の立地。敷地面積約2,405.82平方メートル、延床面積約1万4,739.11平方メートル、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上13階地下1階建て。

 オフィスは、基準階面積約773.60~863.74平方メートル。各フロアの専有部に「インナー・アウターバルコニー」を設置しているのが特徴。インナーバルコニーが室内外をゆるやかに繋ぎ、室内でも屋外にいるような空間を提供。東西両面に配した2~3層吹き抜けの開放的なアウターバルコニーは天井高7~11m、奥行4m。ワークスペースの延長にあるゆとりの空間を創出する。

 就業者が自由に利用できる空間として、テナント専用の「ルーフトップテラス」を整備。キッチンカウンターを設け、業務や仕事以外の多目的な用途としても利用できるようにした。1階には外苑西通りから青山通りへと抜ける緑豊かな「ポケットパーク」を整備。敷地内には什器を設置し、地域の憩いの場やワークスペースとして利用できる。

 また、BCP対策として、高い耐震性や非常用電源を確保。東京電力エナジーパートナー(株)が調達する「RE100」対応の電力を導入し、環境にも配慮した。

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インナーバルコニー

屋外に開かれた部屋状の空間。屋外とのあいだに壁がない一方、バルコニーと違って屋根を備えている。形状はベランダと似ているが、部屋として利用でき、原則としてその床面積は容積率に算入される。

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