日本GLP(株)は23日、国内最大級の全館冷凍冷蔵・全館可変温度帯仕様のマルチテナント型物流施設「GLP神戸住吉浜」(神戸市東灘区)の開発計画を発表した。
マルチテナント型物流施設での全館冷凍冷蔵・全館可変温度帯仕様は多額の設備投資や原状回復などを理由にこれまで難しかった。同社ではこの課題解決に向けて冷凍冷蔵に関する部門横断型の専門チームを編成、知見を集約してきた。これまで24棟手掛けてきた冷凍冷蔵物流施設の経験をもとに、仕様やレイアウトを標準化。冷凍冷蔵設備に関する初期投資や原状回復工事う、設備管理費などに関するテナント企業の投資負担はゼロとなる。
阪神高速5号湾岸線「住吉浜IC」まで約1.3km、同3号線神戸線「魚崎IC」まで約2.5kmに立地。阪神電気鉄道本線「住吉」駅、神戸新交通六甲アイランド線「南魚崎」駅まで徒歩圏で通勤アクセスに優れることから、雇用確保の点でも優位性がある。敷地面積は約2万1,000平方メートル。建物は耐震RCS造地上5階建て、延床面積約4万5,000平方メートル。
-25度~10度まで冷凍冷蔵の温度帯切り替え可能で、最大8テナントが入居可能。約5万2,000tを収容できる。食品メーカーや食品卸、3PL企業などが使用できる汎用性の高い設計となっている。