不動産ニュース / 開発・分譲

2023/3/28

東建、自由が丘駅徒歩2分で22年ぶりマンション

「ブリリア自由が丘」完成予想図

 東京建物(株)が、2022年12月から販売している分譲マンション「ブリリア自由が丘」(東京都世田谷区、総戸数61戸(ほか店舗1戸))が高い評価を得ている。首都圏屈指の人気エリア「自由が丘」、駅徒歩2分では22年ぶりの分譲マンションという希少性、九品仏川緑道至近のロケーション、ZEH-M仕様等が相まって、すでに49戸に成約・申し込みが入った。

 同物件は、東急東横線他「自由が丘」駅徒歩2分に立地する、鉄筋コンクリート造地上7階建ての分譲マンション。竣工は24年4月。建設地は、同駅南口の商業ゾーンを抜け、九品仏川緑道を超えた先の東南角地。東京建物不動産販売(株)所有の賃貸マンション跡地で、同社との等価交換により取得。東建不販はマンション1階の店舗を取得した。商業立地ながら地区計画で21mの高さ規制があり、高層階の日照が保証される。

 住戸は2階以上。1K~4LDK、専有面積約32~135平方メートル。高層階が大型住戸、中層階のファミリー向け住戸、低層階がコンパクト住戸中心の構成。建物はZEH‐M Oriented仕様。天井高2,400mm、食洗器、ディスポーザー、カップボード、タイル張り廊下などが標準。床暖房はリビング・ダイニングと主寝室が標準で、メニュープランでリビング隣接の洋室を取り込んだ場合、拡大部分まででが対象となる。また、西北側に東横線が走るため、一部を樹脂サッシによる二重窓としている。

 22年6月にホームページをオープンしエントリー受け付けを開始。これまでのエントリー数は4,200件に達した。9月中旬にモデルルームをオープンし、現在までの来場者数は500組。コンパクト住戸10戸を除いた50戸を販売し、49戸が成約・申し込み済み。坪単価は、700万円台前半から中盤。先着順販売中の2戸は、88平方メートルの3LDKと135平方メートルの4LDKで、前者が2億1,998万円、後者が3億7,498万円。

 自由が丘駅徒歩2分というロケーションへの評価が圧倒的で、シニア夫婦、DINKSを中心に幅広い層から人気を集めており、セカンド・投資目的のユーザーも約4割。また、光熱費高騰を背景にZEH仕様への評価も増えているという。

モデルルーム

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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