不動産ニュース / 開発・分譲

2023/3/31

蔵前の大規模複合開発が竣工/日本郵政不

「JPライオンビルディング」外観

 日本郵政不動産(株)は31日、大規模複合開発「蔵前JPテラス」(東京都台東区)が竣工したと発表した。

 都営浅草線「蔵前」駅徒歩3分、都営大江戸線「蔵前」駅徒歩7分、JR総武線「浅草橋」駅徒歩7分に立地。敷地面積は約1万4,400平方メートル。「JPライオンビルディング」(免震構造地上13階地下1階建て、延床面積約2万9,500平方メートル)、住宅棟(制震構造地上23階建て、同約4万900平方メートル)、物流棟(地上9階建て、同2万9,000平方メートル)の3棟で構成する。

 「JPライオンビル」は、ライオン(株)の本社が入居。4階の共創(コワーキング)フロアや社員食堂、カフェなどワーカーの働きやすさをサポートする。住宅棟は、地上9~17階までは、(株)センチュリーライフが自立型・介護型併設の高齢者住宅「ブランシエール蔵前」として運営、地上18~23階は、三井不動産レジデンシャルリース(株)が賃貸住宅「JPnoie蔵前」(128戸)として運営する。3階には保育園も設ける。物流施設棟は、日本郵便(株)の物流拠点とする。

 敷地内には、地域コミュニティの交流の場となるよう、歩行者の憩いとなる緑の小径を整備すると共に、Low-Eガラスの効果的な採用、物流棟屋上等の緑化、太陽光発電設備の設置によるクリーンエネルギー活用などにより、環境負荷軽減にも取り組む。「JPライオンビル」はCASBEE-スマートウェルネスオフィスのSランクを取得した。

 

住宅棟外観

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。