積水ハウス(株)は20日、同社住生活研究所による「5月病に関する調査(2023年)」結果を発表した。3月20~22日に全国の20~60歳を対象に調査したもので、集計対象人数は男女計540人。
2022年に5月病になったかどうかを質問したところ、「なった」は35.0%、「ならなかった」は53.7%となった。
「なった」と回答した人にどのような体調の変化があったか尋ねると、トップが「職場に行きたくない」で50.3%だった。以下、「気力がない」(45.0%)、「気分が落ち込む」(41.3%)、「なんとなく体調が優れない」(37.6%)の順に。
5月病になった人の割合を年齢別に見ると、20歳代が43.3%、30歳代が45.0%、40歳代が25.8%、50歳代が31.7%に。20歳代、30歳代の割合が高い一方、50歳代も3割を超えていた。同社は「5月病は若者や新入社員に限らず、誰にでも起こり得る」とコメントしている。
なお、5月病になった人ついて、働き方、睡眠の質、入浴の質、家族との関係性などの項目について分析してみると、満足度が高い人ほど5月病になりにくいことがわかった。中でも働き方について「満足」「おおむね満足」の回答者で5月病になったとの回答は26.5%であったのに対し、「少し不満」「不満」との回答者では50.4%と、20%以上高い結果となった。