不動産ニュース / 開発・分譲

2023/5/19

プロロジス、古河市にマルチテナント型物流施設

「プロロジスパーク古河4」外観

 プロロジスは18日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク古河4」(茨城県古河市)の竣工式を開催した。

 圏央道「五霞」ICおよび「境古河」ICから車で約10分の「北利根工業団地」内に立地。敷地面積約6万8,129平方メートル、延床面積約12万3,266平方メートル。鉄筋コンクリート造(柱)+鉄骨造(梁)の地上3階建て。

 物流施設が集積するロジスティクスパーク「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」(総敷地面積17万7,000平方メートル)の敷地内にあり、同施設と開発中のBTS型物流施設「プロロジスパーク古河5」のほか、新たに2棟の開発が計画されている。

 1階は、ワンフロア約3万平方メートルで、両面バースを採用。大規模なマテハン導入や自動化にも適した施設仕様とした。2・3階は、保管効率を重視したメゾネット構造で、梁下有効高は6.3m以上とし、高積みやラックの4段積みも可能。3階は、ワンフロア約4万平方メートルの大平面を確保し、製造加工に適したフロアとした。

 災害対応拠点施設として、非常時の発電機燃料である大容量オイルタンクを設置。主要機能へ最大約7日分の電力供給を可能とした。断水時も約30日間トイレが使用できる給水設備を整えたほか、防水壁を設置し浸水対策レベルを周辺道路より4m以上高くするなど対策を施した。

 施設屋根面に約6MWの太陽光発電設備を設置。自家消費とともに余剰電力の自己託送を行なう計画。CASBEEの Aランク、BELSの最高位5スター、ZEB認証を取得する予定。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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