不動産ニュース / 団体・グループ

2023/5/25

FRK新理事長に太田陽一氏

FRK新理事長に選任された太田陽一氏

 (一社)不動産流通経営協会は25日、ホテルオークラ東京プレステージタワー(東京都港区)で定時総会を開き、2022年度の事業報告を行なったほか、同年度決算の議決・承認、改選期に伴う新役員の選任が行なわれた。新役員の選任後に開かれた臨時理事会において、太田陽一氏(東急リバブル(株)代表取締役社長社長執行役員)が新理事長に選ばれた。前理事長の竹村信昭氏は副理事長に選任された。

 総会後に行なわれた懇親会の冒頭で挨拶した太田新理事長は、「22年度の首都圏での既存住宅流通市場は、東日本レインズのデータによると、成約件数はやや減少したものの、既存マンション等の成約価格は高水準を維持し、総じて堅調な一年だったといえる。一方、コロナ禍はようやく一区切りとなったが、ウクライナ問題に端を発する為替や物価の大きな変動など、社会・経済環境が大きく変動した。この重要な時期に理事長に就任したが、当協会がアフターコロナの時代の要請にしっかりと応え、不動産市場に新しい価値を想像することを目指す」などと述べた。

 また同氏は、特に力を入れて取り組みたいこととして、(1)政策提言と調査研究活動・情報発信、(2)不動産IDの活用など、デジタル社会の利便性を取り入れた不動産流通制度・システムの構築、(3)安全安心の仲介サービスの実現、の3点を挙げた。(1)については、「新築と既存は車の両輪。税制上もイコールフィッティングでなくてはならない。それが実現すればお客さまの選択肢が広がる」と述べた。また(3)については、「事業者と消費者の情報格差が縮小する中で、仲介取引での我々に求められる役割はますます重要になる。消費者から高く評価されるよう、営業従事者への教育・研修にこれまで以上に力を入れたい」などと話した。

 なお、23年度の事業計画については3月23日開催の理事会で決定済み。調査研究事業やその結果をエビデンスとした政策提言、研修事業等を進めていく。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。