三井不動産(株)は31日、国内不動産会社として過去最大となる1,300億円のグリーンボンドの発行を明らかにした。2019年に初のグリーンボンド発行以来、4回目の発行。発行額1,300億円は前回に続く過去最大規模のもの。
第82回無担保社債(300億円)、第83回無担保社債(1,000億円)として発行。発行年限はそれぞれ5年、10年。発行日は6月6日。調達した資金は、「東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー」(東京都中央区)、「Otemachi Oneタワー」(東京都千代田区)、「日本橋室町三井タワー」(東京都中央区)に関するリファイナンスに全額を充てる。
「八重洲」は、JR等「東京」駅近直結。敷地面積は約1万2,390平方メートル。事務所・店舗・ホテル・小学校・バスターミナル等で構成する。DBJ Green Building認証の「5つ星」など各種認証を取得しているほか、グリーン電力提供サービスの導入など、テナントを巻き込んで省エネ・省CO2を図っている。竣工は22年8月。
「Otemachi」は、東京メトロ等「大手町」駅直結。事務所・商業・ホテル・地域冷暖房施設などで構成する複合施設。DBJ Green Building認証で「5つ星」を取得しているほか、街区内にエリア最大級6,000平方メートルの緑地空間を整備した。竣工は20年2月。
「日本橋室町」は、東京メトロ「三越前」駅直結。オフィス・物販店舗・劇場などで構成する。DBJ Green Building認証の「5つ星」などの認証を取得。グリーン電力提供サービスや「日本橋エネルギーセンター」の設置など、エネルギーの地産地消の取り組みを進めている。竣工は19年3月。