不動産ニュース / 団体・グループ

2023/6/9

JARESが春季全国大会シンポジウム開催

「業績賞を事業に生かしていただきたい」と挨拶した原科会長

 (公社)日本不動産学会は9日、日本大学経済学部(東京都千代田区)で2022年度「業績賞」の表彰式および春季全国大会シンポジウムを開催した。

 業績賞の表彰式(結果は過去のニュース参照)の冒頭挨拶した同学会会長の原科幸彦氏は「業績賞は、本学会において大変重要な意味を持つ表彰制度であり、各不動産会社の皆さんには、どのような点が評価されているのかを見ていただき、今後の事業に生かしていただきたい」などと語った。

 今回、最高賞である国土交通大臣賞を受賞したのは東京建物(株)の「『物流不動産』と『自己託送制度』を活用した自社でできるカーボンニュートラルの仕組み」。表彰状を受け取った代表取締役社長執行役員の野村 均氏は「今回受賞したプロジェクトは当社だけでは成立しないもので、共同で取り組んだ各企業に感謝したい。現在、当社は脱炭素の推進を重要課題に掲げて事業に取り組んでいる。当社が事業を展開する都市部では、エネルギー需要が大きいものの創エネスペースが限られるという課題があり、その解決のために今回のプロジェクトに取り組んだ。これからも、引き続き脱炭素社会の実現に向けて進んでいきたい」などと感謝の辞を述べた。

 その後、春季全国大会のシンポジウムが行なわれ、日本大学経済学部教授の中川雅之氏をコーディネーターに、明治大学名誉教授の青山 佾氏、同名誉教授の市川宏雄氏、(一社)不動産協会副理事長の内田 要氏、JLLリサーチ部門ディレクターの大東雄人氏が「東京の国際競争力と不動産開発」をテーマにパネルディスカッションを実施。青山氏が「インフラ整備」、市川氏が「都市としての課題と強み」、内田氏が「スタートアップとイノベーション」、大東氏は「不動産の透明度」といったそれぞれの視点でスピーチした後に、意見交換を行なった。

各パネリストが意見を交換した

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年12月号
若手がもっと輝く会社づくり!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/11/27

記者の目を公開しました

「『住まいの資産価値向上意識』を高めたい!」を更新しました。住まいを長持ちさせるためには大切な「外壁塗装」。しかし、家の中の手入れやリフォームと比較し、外壁のメンテナンスがおろそかになるユーザーは少なくありません。今回は住まいの資産価値向上に対するユーザーの意識を高めるため、省エネ性や快適性に寄与する「性能向上リフォーム(内窓施工)」と外壁塗装を組み合わせた提案を開始した、創建ペイントの取り組みを紹介します。