不動産ニュース / その他

2023/6/28

「適合R住宅」の有用性向上へ/リノベ協が総会

「住宅ストックの断熱化と省エネリノベーション住宅の普及促進を図る」と述べた山本理事長

 (一社)リノベーション協議会は27日、東京大学・伊藤謝恩ホール(東京都文京区)にて、第15回定時社員総会を開催。2022年度の事業内容、および23年度の事業計画を報告した。

 冒頭、同協議会理事長の山本卓也氏が挨拶。「22年度から『リノベーションコーディネーター資格制度』をスタートし、1,443名が合格した。リノベーション事業者にとって必携の資格となることを目指し、良質なリノベーションを提供していく」と話した。また、適合リノベーション住宅については「『R1住宅(区分所有マンションの専有部を対象としたリノベーションの基準に適合した住宅)』が生産物賠償責任保険付きにバージョンアップ、また、新たに『R1住宅エコ基準』もリリースした。省エネリノベーションに取り組み、住宅ストックの断熱化と省エネリノベーション住宅の普及促進を図る」とした。

 併せて、同協会が推進する「適合リノベーション住宅」(適合R住宅)の登録件数を報告。22年度の「適合R住宅」の発行件数は全国で5,623件(前年度比94.2%)、累計件数は6万8,532件となった。22年6月より登録を開始した、リノベーションの省エネ基準を満たす「R1住宅エコ」の発行件数は15件。

 23年度については、累計6万件以上に及ぶ「適合R住宅」の住宅履歴情報の有効活用を進めることで、「適合R住宅」の価値自体を高めていく。「適合R住宅」基準、省エネ・エコ基準の見直しを行なうとともに、会員向けに「省エネ計算サービス」なども提供し、優良なリノベーションの普及・促進を図る。
 「リノベーションコーディネーター資格制度」については、「リノベーションコーディネーターハンドブック」としてテキストの修正、改訂を実施。リノベーションビジネスの最新情報を提供するセミナー、交流会などを全国各地で開催し、事業者間の交流も促進していく。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年8月号
人材が不足するこの時代…。
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/7/26

記者の目を公開しました

人身売買被害者からホテル経営者へ(後編)」を更新しました。

インドで生まれ、10代のときに人身売買被害にあったPK氏。いよいよアメリカンドリームを掴むきっかけとなった“ホテル”との出会いを果たします!!
前編をまだご覧になられていない方は、前半からご覧ください。