日中建築住宅産業協議会（日中建協）は25日、如水会館（東京都千代田区）で2023年度通常総会および理事会を開いた。同協議会は、日本と中国の建築・住宅分野での技術交流等を目的に1985年に設立。住宅メーカーや建設会社、建材メーカー、関連団体などが会員となっている。
総会では、2022年度事業報告や23年度事業計画、予算を議決・承認した。また、任期満了に伴い役員を改選。理事の互選により、芳井敬一会長（大和ハウス工業（株）代表取締役社長）を再任した。
23年度事業計画では、コロナ禍の収束を受け、中国関連のイベント開催などを通じた交流機会を提供。中国からの視察、交流の受け入れが可能となり次第、会員企業の施設や現場のアテンドを通じて、具体的な事業展開に結び付く交流を実施する。また、工業化建築、内装付住宅、高齢者施設、リフォームなどの分野において中国側の要望に応じて具体的な協力を行なう。
総会後の懇親会で挨拶した芳井会長は、「日中間の往来が難しかったため、カウンターパートと直接会うこともできなかった。コロナ禍も明けたことから、今後は活発な活動を展開し、皆様と共に良い協議会を目指し、さらに発展できるように努めたい」などと話した。
