不動産ニュース / ハウジング

2023/8/2

初の2人世帯向け3Dプリンター住宅モデル

竣工した「serendix50」の外観

 セレンディクス(株)は2日、2人世帯向けの3Dプリンター住宅「serendix50(フジツボモデル)」のモデルハウスを愛知県小牧市の百年住宅(株)工場内に竣工したと発表した。

 同モデルは鉄骨造と鉄筋コンクリート造の平屋。延床面積は50平方メートルで、最大高さは4m。60歳代以上の夫婦世帯から、終の棲家として3Dプリンター住宅を求める声が多かったことから、慶應義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチュアリング創造センターとの共同プロジェクトとして開発した。

 快適性と安全性を検証したデジタルデータにより、躯体を3Dプリンターで出力。屋根はデジタルデータをもとにレーザーカッターで造形した。日本の建築基準法に準拠しており、着工から44時間30分で施工完了した。人の作業を大幅に削減することで、販売予定価格は550万円と、一般的な住宅よりも大幅に安く設定している。

 今後、実棟での安全性試験を実施した後、限定6棟の先行販売も開始する予定。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。