積水ハウス(株)は3日、「防災に関する調査」結果を発表した。調査期間は6月1~5日、調査対象は20~60歳代の既婚男女500人。
不安に感じる自然災害を聞いたところ、トップは「地震」(86.4%)で大多数を占め、以下「火災」(54.6%)、「暴風(台風)」(48.6%)、「大雨・洪水」(48.0%)が続いた。
自宅で行ないたい災害対策の質問では、1位「非常食の備蓄」(51.8%)、2位「飲料水の備蓄」(48.4%)、3位「非常持ち出し品の点検・置場確認」となり、備蓄関連の項目が上位にランクイン。一方、自宅で行なっている災害対策を聞いてみると「非常食の備蓄」は36.6%、「飲料水の備蓄」は37.4%、「非常持ち出し品の点検・置場確認」(19.0%)とギャップがあった。
災害時に避難所に行くことに抵抗がある(あった)か?の問いでは、「とても抵抗がある」「やや抵抗がある」の回答割合が、コロナ禍前は63.6%だったが、コロナ禍中は73.0%と9.4ポイント上昇。現在は65.0%で、コロナ禍前とほぼ同じ水準となっている。
避難所に行くことに抵抗がある人にその理由を聞いたところ、「プライバシーがないから」(69.5%)、「避難所の衛生面が心配」(51.4%)、「避難者同士のトラブルの懸念」(43.4%)がトップ3に。
避難所に行くより在宅避難を選びたいかどうかの質問では、「在宅避難を選びたい」(84.8%)が大多数を占めた。