名古屋鉄道(株)は29日、名鉄「神宮前」駅西街区(名古屋市熱田区)の開発計画を発表した。
同駅は「名鉄名古屋」駅まで6分、「中部国際空港」駅まで21分と利便性の高さが特徴で、年間約700万人の観光客が訪れる熱田神宮の最寄り駅でもある。すでに、同駅の東街区には「おとなの住みたいまち」をコンセプトにした商業・賃貸住宅の複合施設が開業。西街区は「おとなの行きたいまち」を目指して開発していく。
1期開発として、駅前の約7,000平方メートルの敷地に「地域で継がれる魅力を嗜(たしな)み、再発見できる場所」をコンセプトとして、熱田神宮を訪れる観光客らをターゲットとした商業施設を整備する。愛知県産の木材を活用した木造平屋建てを3棟、延床面積約1,100平方メートルで、5~100坪の大小幅広い区画を設ける。大小多様な店舗が軒を連ね、ワゴンショップやキッチンカーも誘致することで、にぎわいを創出していく。
2024年秋をめどに順次開業していく計画。