不動産ニュース / その他

2023/9/21

明豊EP、早大と建物の外壁汚れに関する共同研究

 (株)明豊エンタープライズは、早稲田大学高口研究室と建物の外壁汚れに関する共同研究を実施。15日に京都大学で行なわれた、「2023年度日本建築学会大会」で共同研究論文を発表した。

 建築物の長寿命化が奨励される中、外観の美観維持に関する業務が重要視されている。その一方で、管理業務における人手不足が問題となっていることから、両者は21年度から「建物の美観と劣化抑制」を研究テーマに「集合住宅の形状が建物外壁汚れ発生に与える影響」について、共同研究を行なってきた。

 共同研究では、清掃業務の効率化に着目。画像解析技術を用いて、集合住宅の外壁面に発生する汚れを予測するシステムの提案を行なった。汚れを早期に発見することで、清掃業務の効率化や管理・改修費用の削減、建物の美観性の維持及び劣化抑止を目指す。東京都板橋区にある同社の新築投資用賃貸アパートを調査対象物件とし、物件の立地環境と形状の 2 つの観点から調査を実施。その結果、立地環境では降雨量・二酸化硫黄・築年数、物件形状では高さ・奥行・壁面に対する風速が壁面の汚れに影響していることが分かったという。

 同社は、研究室との共同研究を継続するとともに、建物の外壁汚れに関するデータや研究結果を活用し、今後の開発物件に取り入れることで、不動産価値の向上と管理業務の効率化に取り組む方針。

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