東急(株)は29日、タイ・バンコクで分譲住宅事業「KingsQuare Residence(キングスクエアレジデンス)」(総戸数222戸)に参画し、10月1日より販売を開始すると発表した。
同社は2014年、タイ大手財閥系企業サハグループと合弁会社「サハ東急コーポレーション」を設立。タイ王国チョンブリ県シラチャ郡において、日本人向け賃貸住宅事業を進めている。22年には、サハグループと共に合弁会社「KING SQUARE DEVELOPMENT CO., LTD」を設立。同合弁会社を通じて、新たに分譲住宅プロジェクトを推進していく。
計画地は、バンコク中心部より約10km南、今後発展が期待されるラマ3エリアに位置する。敷地面積は約6,858平方メートル。20年9月に開校したイギリス系インターナショナルスクール「King’s College International School Bangkok」に隣接。建物は鉄筋コンクリート造地上52階建て。間取りは1~3ベッドルームおよびペントハウス。
共用部には、屋外プールやジョギングトラック、180度パノラマビューのフィットネスクラブ等の運動施設をはじめ、キッズエリア、キッチンスペース、コワーキングスペース、スカイデッキなど、住民同士の交流を促すコミュニティ施設も備える。建物には紫外線カット機能を持つ窓ガラスを採用するほか、駐車場の緑化、電気自動車(EV)充電器の設置等も行ない、環境対策に配慮。これらの取り組みで、タイの住宅部門で初めて、建物のウェルネス認証「fitwel」3つ星認証を取得している。
竣工は26年の予定。