プロロジスは2日、サッポロ不動産開発(株)とバーチャルPPA(Power Purchase Agreement:電力販売契約)サービスを締結した。不動産業におけるバーチャルPPA契約では国内初の事例だという。
プロロジスが開発した物流施設「プロロジスパーク古河4」(以下、「古河4」)の屋根面に設置される太陽光発電設備を活用する。プロロジスはサッポロ不動産開発に「古河4」で設置した太陽光発電設備の発電量6MWのうち、日本の一般家庭900世帯分以上の電力に相当する4MW分の環境価値を提供する。提供開始は2024年11月からの予定。
残りの2MWは、「古河4」で自家消費すると共に、余剰電力の自己託送を行なう。
なおバーチャルPPAとは、PPAが発電事業者が電力の需要家に再生可能エネルギー電力を直接売却する契約形態を指すのに対し、電力とその環境価値を切り離して、別個に流通させる形態をいう。