不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/10/12

都心5区ビル空室率、5%台での推移続く

 三幸エステート(株)は12日、2023年9月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模賃貸オフィスビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は5.21%(前月比0.08ポイント上昇)と、7月以降ほぼ横ばい、5%台で推移している。新築ビルが空室を抱えて竣工したことに加え、本社移転により生じた募集床が現空となったことが要因。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も7.71%(同0.14ポイント上昇)と上昇した。

 1坪当たりの募集賃料も2万8,054円(同62円増加)とわずかに増加。2万8,000円前後での小幅な動きが継続している。リーシング活動が長期化しているビルを中心に、賃貸条件の見直しやキャンペーンが行なわれている。既存ビルと建築中ビルの募集面積は、合わせて65万3,466坪(同1万841坪増)と増加した。

 一方、全国6大都市の空室率は、東京23区5.3%(同増減なし)、札幌市2.1%(同1.1ポイント上昇)、仙台市3.4%(同増減なし)、名古屋市5.4%(同0.3ポイント上昇)、大阪市3.4%(同0.1ポイント低下)、福岡市4.3%(同0.1ポイント低下)だった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。