不動産ニュース / 仲介・管理

2023/10/23

晴海フラッグの賃貸棟、事前反響1,500件超

「HARUMI FLAG PORT VILLAGE」全景。一般賃貸住宅のほか、シェアハウス、シニアレジデンスなど多様なニーズに合わせた賃貸住宅で構成
4つの賃貸棟の中央に広さ7,000平方メートルもの中庭を配置

 三井不動産レジデンシャル(株)などディベロッパー10社が開発を進めている大規模複合開発「HARUMI FLAG」(東京都中央区)の賃貸街区である「PORT VILLAGE」(総戸数1,487戸)が23日、報道陣に公開された。8月29日のエントリー受付開始後約2ヵ月間で1,500件超のエントリーがあり、1期160戸は100件超の申し込みを集めている。

 同街区は、都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩14~16分に立地。建物は、鉄筋コンクリート造地上15~17階建ての4棟構成。4棟の一般賃貸住宅に加え、保育施設、シニアレジデンス、ケアレジデンス、シェアハウス、共用施設により構成される。一般賃貸住宅は1,258戸、1R~3LDK、専有面積約28~103平方メートル、別にメゾネット住戸2戸(159平方メートル、171平方メートル)。このほか、シニアレジデンス158戸、ケアレジデンス50室、シェアハウス71戸・114室。

 4棟の中央部には、7,000平方メートルの中庭を配置。入居者・来街者のコミュニティの起点とする。各棟には、大浴場、フィットネスルーム、シアタールーム、ワークスペース、イベントスペース、パーティルーム等の共用施設を設け、賃貸住宅入居者であれば自由に利用できる(一部施設は予約が必要)。

 一般賃貸住宅は、シングル、DINKS、プレファミリーや子供が小さいファミリーを主要なターゲットとしており、1R・1DK・1LDKで全体の7割強を占める。シニアレジデンス・ケアレジデンスは、東急不動産グループの(株)東急イーライフデザインが運営。入居者の身体状況に応じて、シニアレジデンスからケアレジデンスへの移り住みが可能。施設内のラウンジは、地域交流スペースとして地域に開放する。保育施設は(株)ポピンズ エデュケアが「ナーサリースクール」(認可保育所)として運営する。

 また、シェアハウスは(株)リビタが運営。1R・25平方メートルの個室型と家具家電付きの4.5室が一体となり水回りを共有するユニット型を3フロアに配置。シェアラウンジ・シェアキッチンなどシェアハウス専用の共用部に加え、一般賃貸の共用部も利用できる。個室型の賃料は、12万~13万円。ユニット型は36万~45万円で、法人ユーザーを募集中。

 募集賃料は、1DK28平方メートルが11万2,000円~、3LDK71平方メートルが29万5,000円~など。メゾネット2戸は未定。坪賃料は約1万3,000円。9月29日からの1期募集は、117戸と追加募集の43戸。現在は、地元中央区と、港区、江東区の在住者からの反響が大半を占めているという。建物内覧・契約は、10月27日から。入居開始は、2024年1月下旬を予定している。

一般賃貸住戸モデルルーム(2LDK、56平方メートル)
共用部は4棟すべての入居者が利用可能(写真は大浴場)
共用施設のワークルーム。定員は24名。個室ブース以外は空いていれば自由に利用が可能

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