(株)オープンハウスグループは15日、2023年9月期決算(連結)説明会をオンラインで開催した。
当期(22年10月1日~23年9月30日)は、売上高1兆1,484億8,400万円(前期比20.6%増)、営業利益1,423億3,000万円(同19.2%増)、経常利益1,269億2,700万円(同13.0%増)、当期純利益920億5,000万円(同18.2%増)。13年9月の上場から11期連続で過去最高の売上高・利益を更新した。各セグメントの実績は23年11月14日のニュースを参照。
3ヵ年(24年9月期~26年9月期)の経営方針については、3年累計で純利益2,500億円、自己資本比率35%、投資額5,000億円を目標に掲げている。
初年度の24年9月期は、23年11月に完全子会社化した(株)三栄建築設計の経営正常化に注力。三栄建築設計のデザイン性を生かした商品ラインナップの拡充、スケールメリットを生かした各種購買力強化によるコスト競争力の向上等のシナジー効果により、現在市場シェア11%である戸建事業のさらなるシェア拡大を目指す。また、三栄建築設計の子会社である(株)メルディアDCと連携し、グループのRC部門を強化。売上高は202億円(23年9月期)から400億円へと拡大する見込み。
併せて、ガバナンス、コンプライアンスの改革も推進。経営幹部を対象とした研修や定期的なコンプライアンステストの実施、重要な業務フローへのリスクアセスメントの導入を行なう。また、顧客からのクレームが営業および建設に関することが大多数を占めることを受け、仲介営業部門および建設事業部において顧客からのクレームに一元対応する窓口を開設。スピード対応・対応品質の向上により、顧客満足度アップを目指す。
これらの結果、24年9月期は、売上高1兆3,000億円、営業利益1,240億円、経常利益1,200億円、当期純利益925億円を見込む。