不動産ニュース / 仲介・管理

2023/11/16

“個”にフォーカスした事業創造支援施設、移転オープン

1階のワーキングスペース。中心を向いて着席する“コロシアム型”のレイアウトに

 三菱地所(株)は20日、事業創造に向けたコミュニティ形成を目的とした会員制施設「有楽町『SAAI』Wonder Working community」(以下、「SAAI」)を、新東京ビル(東京都千代田区)に移転オープンする。

 「SAAI」は、2020年2月に新有楽町ビル(東京都千代田区)にオープンした、“人”や“個”にフォーカスした事業創造に向けた施設。スタートアップ人材や起業家、企業の新規事業担当者など、多種多様な個人が会員として集う場所として運営されている。コロナ禍の開設であったにもかかわらず会員数は年々増加しており、現在の会員数は約300人にのぼるという。23年4月時点で、卒業生を含めた実績は、資金調達額約89億円、大企業との連携15件など。
 今回新有楽町ビルの閉館に伴い、新東京ビル(東京都千代田区)へ移転する。

 新「SAAI」の面積は約827平方メートルで、同ビルの地下1階、1階、4階に分散して配置した。地下1階はフリーワークスペース、会議室に加え、ホワイトボードを備えた御座敷を用意し、会話や交流が促進されやすいスペースとした。1階は、2人席を中心としたワークスペースを「人とのつながりが感じられるよう、中心に向いて着席する“コロシアム型”に」(同社プロジェクト開発部マネージャー・牧 亮平氏)配置したほか、プレゼンや議論、ピッチコンテストなどさまざまなイベントができるようなスペースや、交流を促進できると好評な会員専用のバースペースも設けた。4階には、個室や法人登記も可能な固定席を設置した。

 運営は、(株)ゼロワンブースターが担当。平日の10~18時には同社のコミュニティマネージャーが常駐し、コミュニティ形成やマッチングの支援、メンタリングなどを行なう。

 会費(月額)は、固定席会員7万7,000円、コミュニティ会員1万6,500円など。

会員交流を促進する会員専用のバースペースも設置
4階には個室や固定席を用意した

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。