大東建託(株)は22日、岩手県で同県産アカマツ等を使用した国産ランバー材による2×4工法の賃貸住宅が、2024年1月末に完成すると発表した。
全国有数のアカマツ産地である岩手県では、マツ枯れが進行し、被害拡大防止や資源の有効活用の観点から未被害材の伐採・利用が進められている。アカマツの利用を進めるために、同社ではアカマツの強度試験を実施した結果、強度基準を十分に満たしていたことから、同社初となる国産材100%の2×4工法賃貸住宅が実現することとした。
2階建て、6世帯と、2階建て、8世帯の2棟構成。総延床面積は801.83平方メートル。アカマツの他、岩手県産のスギ等も使用し、地産地消を促進する。
同社では今後も、建築エリアに適した樹種を使い分ける積極的な国産材活用で、地域の林業振興・地域創生に貢献していく考え。