不動産ニュース / 開発・分譲

2023/12/5

品川インターシティを「つなぐ・つながる街」に

品川インターシティ全景。足元は山手線主要駅では屈指の規模となる緑地帯が広がり、地域住民やワーカーの憩いの場となっている

 日鉄興和不動産(株)は17日、同社が開発・保有・運営管理している大型複合ビル「品川インターシティ」(東京都港区)と品川エリアの活性化に向けた新たな施策を発表した。開業25周年を機に、品川エリアのワーカーや地域住民、来街者を「つなぐ・つながる街」へとリニューアル。今後1年間にわたり、さまざまなイベント等も展開していく。

 1998年開業の「品川インターシティ」は、旧国鉄の貨物ヤード跡地を中心とした大規模再開発。敷地面積は約3.5ha、地上31~32階建ての超高層建物3棟(延床面積約33万7,000平方メートル)で構成するオフィス、商業、ホールの複合施設。オープンスペースは広大な緑地帯(品川セントラルガーデン)とし、ワーカーや周辺住民の憩いの場とした。コロナ禍でオフィス空室率が2ケタになったこともあったが、現在はテック系企業などを中心に満室稼働している。

 同社は、同再開発とともに品川駅の東西自由通路を整備。品川駅港南口再開発の基礎を作った。開業後もエリアマネジメントに注力し、さまざまなイベントを切れ目なく開催。また、港区がテクノロジー関連企業の集積地であることから、インキュベーションオフィスの開設などを通じて、新たな産業育成をサポートしてきた。リニア新幹線の開業による交通結節点としての機能向上、隣接する高輪ゲートウェイエリアなど複数の大規模再開発によるインフラ整備により、品川エリアのポテンシャルはさらに向上するとして、これら再開発事業者とも連携しながら、街のダイバーシティを強化。「品川を単なる乗換駅、オフィス街ではなく、駅を降りて散策したくなるまちとする。さまざまなステークホルダーがつながれる街として、今後の品川のまちづくりに貢献していく」(同社代表取締役社長・三輪正浩氏)ための施策を実施する。

 その第1弾として、品川セントラルガーデンを会場にした「品川XRアクアガーデン」を7日~2024年2月14日に実施。最先端のXR技術とガーデンのイルミネーションを用い、バーチャル上で「水族館空間」を体験できる。第2弾施策として品川エリアのテクノロジー企業のコミュニティを組成し、イノベーションネットワークを構築する技術体験イベント「Shinagawa Tech Showcase」を24年3月に開催する。また、品川エリア全体の情報発信を行なうオウンドメディアも開設。イベントやコミュニティ運営とともに、共用部のリニューアルも進める。

 また、定住人口増加に向けた住宅開発も強化。26年に34階建て分譲マンション「リビオタワー品川」(815戸)を竣工させるほか、品川インターシティに隣接する「品川浦周辺地区」の事業協力者の幹事として、3地区、13.2haという都内最大級の再開発事業を進めていく。

 同日会見した三輪社長は「品川インターシティは、25年間品川エリアの発展を支えてきた。これからの25年も更なるまちの発展を支えていけると自負している」と抱負を述べた。

「品川インターシティは、これから25年もまちの発展を支えていけると自負している」と話す三輪社長

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