不動産ニュース / 開発・分譲

2023/12/8

地区計画から27年、目黒の複合開発がまちびらき

まちびらきセレモニーの模様

 (株)JR東日本ビルディング、(株)ジェイアール東日本都市開発、野村不動産(株)は8日、2023年10月に全体竣工した複合開発「MEGURO MARC」(東京都目黒区)のまちびらきセレモニーを開催。3社の担当者や地域企業・団体、住民等が集まり、テープカットを執り行なった。

 JR東日本グループの社宅跡地2.2haに、オフィスビル「JR目黒MARCビル」、賃貸マンション「目黒MARCレジデンスタワー」、分譲マンション「プラウドタワー目黒MARC」の3棟を開発した。それぞれ、延床面積約3万8,720平方メートル・地上13階地下1階建て、延床面積約1万8,560平方メートル・地上24階地下2階建て、延床面積約3万6,630平方メートル・地上32階地下1階建て。敷地中央には交流空間「MEGURO MARC ガーデン」を設けた。

 3社およびプラウドタワー目黒MARC管理組合は23年4月、(一社)MEGURO MARCを発足。「プラウドタワー目黒MARC」1階のカフェスタンドやシェアラウンジ、スタジオ等を活動拠点に、エリアマネジメントにも注力している。街区内の住民・ワーカー以外の参加も可能で、メンバー登録料は基本無料。有料会員(入居者:月額2,000円、一般:月額3,000円)には、シェアラウンジの無料利用などさまざまな特典を用意している。

 東日本旅客鉄道(株)マーケティング本部まちづくり部門長の髙木浩一氏は「このMEGURO MARCは1996年の地区計画から始動し、約27年の月日をかけてこの度まちびらきを迎えた。開発して終わりではなく、竣工後も広場を核にイベント開催等に取り組み、住む人や働く人、地域の方々など多世代の交流を促していきたい」等と語った。

「プラウドタワー目黒MARC」1階のシェアラウンジ。エリアマネジメント活動の拠点の一つ
12月8・9日にまちびらきイベントを開催。「JR目黒MARCビル」1階では工作やリース作り等のワークショップを開催している

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「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。