ラサール不動産投資顧問(株)と(株)NIPPOは25日、共同開発するマルチテナント型物流施設「(仮称)岩塚物流施設」(名古屋市中村区)を着工した。
「名古屋」駅から約4.8kmと名古屋中心部に近接する。名古屋高速5号万場線「烏森IC」から約1.7kmと、高速道路網のアクセスに優れ、東海エリア一円の広域配送拠点に加え、首都圏と関西圏との中継拠点となり得る立地。名古屋市営地下鉄東山線「岩塚」駅ならびにJR「八田」駅・近鉄名古屋線「近鉄八田」駅徒歩12分と、テナント企業の人材確保の面でも優位性がある。
敷地面積は約4万12平方メートル。延床面積は約8万740平方メートル。鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上4階建て。
1階と2階はバース式となり、2階へはスロープにて大型車両が直接乗り入れできる計画。荷物用エレベーター、垂直搬送機をそれぞれ4基ずつ設置する。また、BCP対策として、揺れに強い制震構造を採用。洪水・高潮のリスクに備え、受変電機を2階に設置するほか、災害時にも建物に電力を供給する72時間対応の非常用発電機を導入。LED照明や太陽光発電設備の設置により再生エネルギーの活用も計画しており、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の評価でAランク取得を見込んでいる。
竣工は2025年6月の予定。