不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/1/29

アスベスト飛散防止、対策率95.6%まで上昇

 国土交通省は26日、建築物防災週間(令和4年度春季)に実施した民間建築物における吹き付けアスベスト等飛散防止対策に関する調査結果を公表した。

 調査対象は、1956~89年に施工された民間の建築物のうち大規模建築物(おおむね1,000平方メートル以上)。吹き付けアスベストおよびアスベスト含有吹き付けロックウールについて、地方公共団体から建築物所有者等に報告を求めた。

 調査対象建築物は全国に25万9,658棟(前年比2,133棟減)。調査報告があったのは25万448棟(同1,098棟減)で、このうちアスベスト等の吹き付けがされているという報告があったのは1万4,943棟(同152棟減)。指導によって対応済みの物件は1万2,298棟(同68棟減)、対応予定の物件は497棟(同15棟減)となった。

 この結果、露出してアスベスト等が吹き付けられていない物件は24万8,300棟(同1,029棟減)となり、アスベスト飛散防止対策の対応率は95.6%(同0.4ポイント増)と増加した。

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アスベスト

石綿(せきめん・いしわた)のこと。繊維質であるため紡績することができる。

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