不動産ニュース / 開発・分譲

2024/2/19

渋谷桜丘口の再開発地にハイアットのSA/東急不

「ハイアット ハウス 東京 渋谷」が入る「SAKURAタワー」。建物左下がホテルエントランス。建物後部高層部分は、東急不動産の分譲マンション「ブランズ渋谷桜丘」
全ての客室にキッチンやワークスペースなどを備え、ビジネス・レジャーでの中長期滞在が可能

 東急不動産(株)と日本ハイアット(株)は19日、26日に開業する滞在型ホテル「ハイアット ハウス 東京 渋谷」(東京都渋谷区、総客室数126室)を報道陣に公開した。

 東急不動産が参加組合員として開発を進めてきた複合再開発「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」(東京都渋谷区)の「SAKURAタワー」内に開業するもの。同社と日本ハイアットが長期滞在ホテルマネジメント契約を締結。ハイアットがサービスアパートメントブランド「ハイアット ハウス」として運営していく。ハイアットブランドとしては国内20施設目。東京では7施設目。「ハイアット ハウス」としては2020年開業の金沢に次ぐ2施設目で、東京では初出店となる。また、両社の協業は18年8月開業の「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄」(沖縄県国頭郡、客室数344室)以来2件目。

 「暮すように泊まる」をコンセプトとし、客室内にはキッチン(食器・調理器具)、洗濯乾燥機、冷蔵庫、オーブンレンジ、アイロン、コーヒーメーカーなどを備えるほか、ワークスペースも設置し、ビジネス・レジャーでの中長期滞在に対応する。客室は全13タイプ、32~96平方メートル。定員2~6名。付帯施設として屋内プール、ルーフトップガーデンテラス、レストラン、バー、マーケット、フィットネスセンター、マルチファンクションルームなどを設置している。1ヵ月以上の滞在時はペットの同伴も可能。

 長期滞在目的のビジネスパーソンやファミリー、インバウンド、リモートワーカーなどをターゲットとして想定。宿泊料金(通常時)は1泊4万~20万円。23年10月より予約を受け付けており、現時点では予約者の8割がインバウンドという。

 同日会見した日本ハイアット代表取締役の坂村政彦氏は「渋谷は多様な価値観やカルチャーが混とんと交じり合う場所であり、その中でもまたとないロケーションに出店できることを大変うれしく思っている。スーツケース一つで来ていただければ、『渋谷で暮らす』を気軽に実現できる十分な設備とサービスを用意した」などと抱負を語った。また、東急不動産ウェルネス事業ユニットホテル・リゾート開発企画本部執行役員本部長の友井俊介氏は「ハイアットさんを誘致した最大の狙いは、渋谷の国際競争力強化にある。インターナショナルなホテルブランドであるハイアットさんのブランド力、集客力に期待している」などと語った。

洗面所には洗濯乾燥機を設置
ビジネス滞在中の打ち合わせなどに利用できるマルチファンクションルーム

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