不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/2/29

東京圏物流施設の空室率はわずかに上昇

 (株)一五不動産情報サービスは29日、「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。東京圏、関西圏にある延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設を調査したもので、調査棟数は東京圏669棟、関西圏200棟。

 東京圏における2024年1月の空室率は7.1%(前期(23年10月)比0.7ポイント上昇)。今期(23年11月~24年1月)の新規供給は59万2,000平方メートル(前期比13.8%増)と低水準だった。新規需要は5年間で最も低い34万3,000平方メートル(同15.3%減)にとどまったため、需給緩和に歯止めがかかっていない。
 募集賃料は坪単価4,620円で、前期の4,600円から坪20円増のわずかな上昇となった。

 関西圏における24年1月の空室率は3.0%(同0.7ポイント低下)。新規需要は41万4,000平方メートル(同340.4%増)となり、調査開始以来で過去3番目に高い水準だった。
 募集賃料は坪単価4,240円で、前期の4,230円から坪10円減でほぼ横ばい。良好な賃貸市況を背景に落ち着いた賃料動向で、目立った変化は見られなかった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。