不動産ニュース / その他

2024/3/4

東京医科歯科大内にシェア型ウェットラボ/三菱地所

TIP-RCCシェアラボ

 三菱地所(株)と国立大学法人東京医科歯科大学は1日、同大学湯島・駿河台キャンパス(東京都文京区)内にシェア型ウェットラボ「TIP-RCCシェアラボ」を開設、4月から運用を開始すると発表した。両者が共同で運営するイノベーションプラットフォーム「TIP」の取り組みの一環。「TIP」については、過去のニュースを参照。

 「RCC」は「リサーチコアセンター」の略で、遺伝子解析や組織解析などが行なえる装置を設置した、同大学内の施設のこと。ウェットラボは、遺伝子を抽出するなど細胞等を取り扱う実験を行なう研究施設で、バイオや医療系のスタートアップから高い需要がある一方、数は不足している。同大学との共同研究契約を必要としないオープンなラボとすることで、関係者間の交流を促し、本郷・お茶の水エリアを世界有数のバイオ医療コミュニティーに発展させるとともに新産業の創出を目指す。

 湯島キャンパスのシェアラボは、約85平方メートル。共用機器を学内料金相当で利用できるほか、微生物使用実験専用のラボを無料で使用可能。TIP会員専用のスペースも用意し、1ベンチ当たり1人に限り無料で利用できる。

 駿河台キャンパスのシェアラボは、約72平方メートル。ドラフトチャンバー(局所排気装置)を備え、有機溶媒や有害微生物を扱う実験が可能。培養室やコワーキングスペース、会議室も使用できる。また1人に限り、湯島キャンパスのRCCやTIP会員専用スペースの無料利用も可能。

駿河台キャンパス内22号館のシェアラボに用意したコワーキングスペース

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。