東急リバブル(株)は5日、(株)Rist(京都市下京区、代表取締役社長:長野 慶氏)と共同開発した「不動産の価格査定AIシステム」が特許を取得したと発表した。
同システムは、東急リバブルの査定担当者によるものと同等水準の査定価格が算出できるものとして開発。査定業務の高いレベルでの標準化や業務時間の短縮を実現している。AIモデルの作成については、東急リバブルの査定データ1,000件超をAIに学習させることで、一般的な査定ルールの適用と、査定担当者の経験則による判断を両立。誤差率の中央値はマンション版で1.98%、土地戸建て版で3.88%と高い査定精度となった。
東急リバブルは、新築マンション買い替え時の所有不動産売却に関する相談に同システムを活用。22物件で320組超の顧客が利用してきた。今後については、外部へのサービス提供も視野に同システムの活用方法を検討していく。