不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/3/19

オフィス、フル出社は高年代・関西圏で高い傾向に

 コリアーズ・インターナショナル・ジャパン(株)はこのほど、「コロナ禍前後のオフィス・職場環境の変化」について意識調査結果を公表。2月6~9日に、首都圏および関西圏に居住で20歳以上で正社員として働くオフィスワーカー男女を調査した。有効回答数は1,208人(うち集計対象は448人)。

 テレワークの実施状況を聞いたところ、年齢の高い層ほどフル出社の割合が高く、低い層ほどテレワーク割合が高い傾向が見られた。地域・世代別に回答を集計したところ、首都圏では40歳代以下の年代のフル出社の割合は50%以下に。一方関西圏ではすべての年代で50%以上がフル出社という回答で、地域により違いがあることが分かった。
 さらに細かく見てみると、首都圏は、50歳代以下の出社率に年代間での大きな差は見られない中で、60歳代の出社率が突出して高かった。関西圏では年代観の差はあまりなく、総じて80%超の出社率であった。
 子供の有無による出社率・テレワークの傾向には明確な違いが確認できなかった。

 コロナ禍前後に職場環境で変わったところは? との質問では、首都圏では、出社傾向にかかわらず「テレワークが導入された」が回答のトップ(フル出社:30.7%、ハイブリッド:29.1%、フルリモート:34.6%)に。一方、関西圏では、フル出社では「最小限のコミュニケーションになった」(19%)、ハイブリッドでは「出社頻度が下がった」(25%)、フルリモートでは「テレワークが導入された」(33.3%)がそれぞれトップとなり、働き方によって非対面コミュニケーションに対する感じ方が異なることがうかがえる結果に。

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