不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/21

草加で築51年の従業員住宅をリノベした複合施設

 東武鉄道(株)は21日、築51年の従業員住宅をリノベーションした複合施設「ミノリテラス草加」(埼玉県草加市)をオープンすると発表した。

 東武スカイツリーライン「草加」駅徒歩9分に位置。賃貸住宅44戸(A~C棟)、店舗4区画、広場および農園で構成される。敷地面積4,104.96平方メートル、延床面積3,183.84平方メートル。

 賃貸住宅「ソライエアイル草加氷川町」は、A棟12戸、B棟16戸、C棟16戸のファミリー向け。間取りは、従前の3DKから1LDK・2LDKに変更し、1階住戸には専用庭を設ける。居室面積は54.53平方メートル。賃料は11万3,000円(A棟4階の住戸)。

 4区画の店舗は、飲食店、シェアスペース、子供のアトリエ、シェア工房として整備する予定。コミュニティマネージャーが常駐し、安心して子育てができる環境を設けるとともに、地域交流拠点としてにぎわいを創出する。ワークショップやイベントを定期的に開催するほか、草加市による「リノベーションスクール」も実施。さまざまな地域資源を活用しながら、地域経営課題を解決する事業計画を作成するワークショップを行ない、雇用創出とコミュニティの活性化につなげる。

 築山や芝生のある広場「ミノリパーク」も設置。既存樹を生かしたシンボルツリーや、鉄道施設として使用されていた枕木の再利用など、環境にやさしく暮らしを楽しめる空間を創出する。小規模の畑を点在させた「コミュニティファーム」では、草加市内の近隣農園と連携し、日々の野菜作りや収穫祭などを行ない、入居者間や地域の交流を図っていく。

 A棟(1階店舗、賃貸住宅2~4階)の竣工は3月末、B・C棟(賃貸住宅)の竣工は6月末の予定。4月上旬より賃貸住宅への入居を開始し、店舗は順次開業していく予定。

「ミノリテラス草加」イメージ

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