不動産ニュース / 開発・分譲

2024/4/22

大阪にオフィス・ホテル・商業の複合ビル竣工

「大阪堂島浜タワー」外観

 三菱地所(株)、三菱商事都市開発(株)、積水ハウス(株)、三菱HCキャピタル(株)は22日、オフィス・ホテル・商業の複合ビル「大阪堂島浜タワー」(大阪市北区)が15日に竣工したと発表。商業ゾーンを4月に、ホテル・観光展望施設を7月に順次開業する。

 京阪中之島線「大江橋」駅徒歩2分、Osaka Metro御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅徒歩4分に位置。敷地面積3,571.88平方メートル、延床面積約6万7,000平方メートル、鉄骨造地下一部鉄骨鉄筋コンクリート造・地上32階地下2階建て。
 御堂筋沿道にはゆとりのある歩行者空間を確保。計画敷地に隣接する堂島公園とともに、堂島公園からつながる船着場も再整備する。

 4~15階のオフィス基準階フロアは、さまざまなニーズに対応できる約530坪の整形・無柱空間とし、最大9分割が可能。自然通風やLow-Eペアガラスを採用し、空調負荷を低減する。実質再生可能エネルギー由来のCO2フリー電力メニューも導入。属性情報が付加されたトラッキング付非化石証書を活用することで、「RE100」に対応する。
 16階には観光展望施設「(仮称)御堂筋プレゼンテーションギャラリー」を設置。屋内にはカフェや展望会議室も配置し、時間貸しでイベントにも利用できる。

 1~3階は、飲食・物販店舗など全4店舗・施設が入居。保育施設や健康診断センターも整備する。
 17~31階には、「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」(客室数548室)が出店。展望露天風呂、オートロウリュウのサウナを併設したスパを用意する。客室面積は約24~75平方メートル。

 非常用電源(約72時間稼働可能)も確保。水害に備え、電気諸室は3階以上に配置し、防潮板による浸水対策を行なうことで、災害による業務停止リスクを最小化する。帰宅困難者の一時滞在スペースや防災備蓄倉庫に加え、ロビーでは多言語による災害情報・交通機関情報等を提供。無料Wi-Fi・スマートフォン用電源を供給し、地域の災害復旧に寄与する。

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。