旭化成ホームズ(株)は10日、低層住宅向けの木造戸建住宅ブランド「Asu-haus(アスハウス)」を立ち上げた。6月1日に東京都日野市にモデル棟をオープンする。
同社は、木造建築が脱炭素社会の実現に資する重要な環境貢献事業であると認識。「ニセコミライ(NISEKO生活・モデル地区)」への出資を通じて、高断熱・高気密な木造建築のノウハウを学んできた。このノウハウを基に「Asu-haus」ブランドを立ち上げる。
断熱性能を表す熱伝導率においてトップレベルとなるλ=0.020W/(m.K)の断熱材ネオマフォームで、1階床から屋根まで建物を包み込み、室内の温度環境を快適に保つ。また、屋根・外壁・床部および開口部に独自の断熱構造を設定した「ASU-断熱工法」により、国内最高レベルの断熱性能を実現。断熱等級7を標準とする。
木造軸組工法(平屋~2階建て)で、シンプルな切妻屋根と葺きおろし屋根を採用。外壁は土壁を意識し、古民家を思わせる外観とする。耐震等級3、耐風等級2を取得し、レジリエンス性を高めた。家庭用エアコン1台を稼働する全館空調を採用。1階と2階に小型エアコンを1台ずつ設置し、夏には2階、冬には1階のエアコンを稼働させ、効率的に空気を循環させ快適な温室度環境とする。
10日から先行限定販売を開始。販売エリアは、東京都城南・城西地区、都下の一部。坪単価135万円から。24年度16棟・25年度25棟を上限とする限定販売とする。モデル棟では、宿泊体験にも対応する。