不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/5/14

都心5区ビル空室率、4%台前半で推移

 三幸エステート(株)は14日、2024年4月度の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)と全国6大都市(東京23区と札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の5市)の大規模ビル(1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は4.32%(前月比0.03ポイント減)と、前月に続いて4%台前半で推移。部分解約や集約移転をしたテナントの退去により現空床が生じた一方、築浅・新築ビルを中心に空室消化が進んだ。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も6.57%(同0.10ポイント減)と小幅に低下した。

 1坪当たりの平均募集賃料は2万8,236円(同増減なし)と前月から横ばいとなった。テナント誘致が順調に進み募集状況が改善したビルでは、募集賃料は据え置いたまま値引き幅の縮小を検討するケースが散見された。募集面積は62万9,932坪(同8,204坪減)。

 全国6大都市の空室率は、東京23区4.5%(同増減なし)、札幌市2.6%(同増減なし)、仙台市6.9%(同0.7ポイント減)、名古屋市4.8%(同0.1ポイント減)、大阪市3.7%(同増減なし)、福岡市4.0%(同0.7ポイント減)だった。

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