住友林業(株)は17日、木造の事業用建築ブランドとして「The Forest Barque(ザ フォレスト バーク)」を立ち上げた。
年間8,000棟規模の住宅を供給する同社のサプライチェーンを生かして展開する。木質梁勝ちラーメン構法を使った同社オリジナルの「ビッグフレーム構法」を採用し、耐震性と自由度の高い設計を武器に事務所や診療所、店舗の建築案件を取り込んでいく。高断熱仕様も採用するため、建物使用時のCO2排出量を削減する。
内装については、構造躯体を現しとするなど、木質感を生かした空間を提案していく。木の調湿効果やリラックス効果、集中力増進などが業務効率を高める点についてもアピール。木造の事業用建築を推進し、脱炭素社会の実現に寄与していく。
沖縄県を除く全国46都道府県で展開し、販売金額は年間30億円を見込む。