住友林業(株)、飯野海運(株)、(株)熊谷組は22日、米国で開発に参画した木造7階建てのオフィスの竣工を発表した。
米国の大手ディベロッパーCrow Holdings(テキサス州ダラス市)と特別目的会社を設立し、ダラス市の北に位置するフリスコ市においてESG配慮型のオフィスを開発した。
1階は鉄筋コンクリート造、2~7階が木造。賃貸面積は2万2,548平方メートル。建物には約4,000立方メートルの木材を使用し、梁や柱は現しとしている。隣地には約9,300平方メートルの緑地公園を整備し、公園を臨むテラスをオフィスの全フロアに設置している。1階共用部にはテナント従業員向けのフィットネスジムやカンファレンスルームを整備。レストラン、コーヒーショップ等も誘致する。
一般的な鉄筋コンクリート造に比べ、建てる時のCO2排出量を大幅に削減。環境認証(LEED)やウェルネス認証(Fitwel)の取得を予定している。
総事業費は約1億2,200万米ドル(1ドル=161円で約197億円)。木造オフィスとしてはダラス近郊において最大規模となる。