
国土交通省は24日、中区海岸通デベロップメント特定目的会社と日本郵船(株)が申請していた「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A地区)」を優良な都市再生事業として認定した。
同計画はみなとみらい線「馬車道」駅に近接し、関内地区とみなとみらい21地区の間に位置。また、都市計画区域の整備、開発および保全の方針において横浜都心に位置付けられているエリアで、今後、さらなる来街者の増加が期待されている。
事業区域約1万451平方メートルに、3棟の建物を建設。地上21階地下1階建て・延床面積約6万9,607平方メートルの事務所、飲食店舗、展示場からなる複合施設と、地上4階建て・延床面積約7,384平方メートルのホテルおよび集会場、地上1階建て・延床面積約7,284平方メートルの集会場を建設する。
都市再生に寄与する業務機能の集約的な整備や、新たなビジネス環境創出に資するインキュベーション施設の整備等を通じて横浜都心・臨海地域における国際ビジネス環境を維持していく計画。開港の歴史・文化の魅力を伝える歴史的な建築物である横浜郵船ビルの保全活用を図り、それと調和して景観を整備することで、地域の文化・観光拠点を形成する。
また、広場空間の整備や広場と連続するにぎわい機能の整備を通じ、ウォーターフロントに面した立地を生かした水辺の回遊・憩いの空間を創出していく。
4月1日に着工済み。竣工は2027年1月29日の予定。