不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/5/28

タワマンの売却益、1,000万円以上が過半数に

 (株)LIFULLは28日、「タワマン売却に関する意識調査結果」を発表した。過去5年以内に一都三県または大阪府にある、自身か配偶者名義のタワーマンション(以下、「タワマン」)を売却した経験のある人311人を調査した。調査期間は4月24日~5月1日。

 タワマン購入当時の心境の質問では、「いずれ売却しようと思っていた」(45.9%)がトップ。以下、「ずっと住もうと思っていた」(36.8%)、「特にどちらとも決めていなかった」(17.0%)の順に。永住志向よりもキャピタルゲインを意識した購入者の方が多いことが分かった。

 売却検討のきっかけについては、「不動産価格が上がっていたので高く売れそうだと思った」(37.0%)、「家庭環境の変化」(31.4%)、「仕事環境の変化(転職・転勤、リモートワークなど)」(22.8%)の順となり、昨今の不動産価格の上昇を受けて売却を検討し始めた人も多いことがうかがえた。

 売却益について聞いたところ、「+2,000万円以上」(26.7%)、「+1,500万~+2,000万円未満」(16.1%)、「+1,000万円~1,500万円未満」(15.1%)、「+500万~1,000万円以下」(15.2%)。+1,000万円以上の合計が57.9%を占めている。なお、全体で見ても、タワマン売却者の約8割が、売却益を得ていたという結果に。

 売却において後悔したことについても質問。1位は「後悔した点はない」(36.1%)で、2位は「もっと高価格で売却できたかもしれなかった」(33.8%)、3位は「売却後にエリアの価値が高まった」(20.7%)。

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タワーマンション

超高層の集合住宅をいう。そのかたちが塔(タワー)に似ていることから名づけられたが、タワーマンションは和製英語である。

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