不動産ニュース / 開発・分譲

2024/5/29

十三の定借タワマン、2ヵ月で189戸成約

「ジオタワー大阪十三」完成予想図

 阪急阪神不動産(株)は28日、開発中の定期借地権分譲マンション「ジオタワー大阪十三」(大阪市淀川区、総戸数712戸)が、2024年1月の1期販売開始から約2ヵ月間で189戸を成約したと発表した。23年度下半期に販売された関西圏分譲マンションの成約戸数で第1位となった((有)MRC調査)。

 同物件は、阪急電鉄神戸線・宝塚線・京都線「十三」駅徒歩3分に立地。淀川区役所跡地の再開発。約8,900平方メートルの敷地は淀川区役所跡地で、同物件のほか、図書館、保育・学童、商業、学校等との複合開発となる。同物件は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造39階建ての複合施設棟の3~39階部分。住戸は、専有面積40~160平方メートル台。総戸数712戸は、同社過去最大。借地権期間は、引き渡し(26年4月予定)から86年9月まで。

 鹿島建設(株)の中間層免震設計を採用。水害に備え、乗降用エレベーターをはじめ、受水槽・電気室・自家発電などの重要設備を2階以上に計画している。Low-E複層ガラス・LED照明・高効率エアコン等により、ZEH-M Orientedの性能を確保。インテリアや内装材には木材を活用。低層部の屋上部分に張り出すテラスは木造とし、屋上庭園にはビオトープを計画している。(株)阪急阪神ホテルズ監修のゲストルームや、同社のオフィス事業でのノウハウを生かしたワークスペースなどの共用施設も用意する。

 23年9月にモデルルームをオープン。24年3月までに約1,200組が来場した。1階にスーパーマーケット、2階に図書館を併設した複合開発、屋上庭園やスカイラウンジなどの充実した共用施設、駅徒歩3分、大阪梅田まで1駅のアクセス利便性などが評価された。

 2期は6月上旬販売開始予定。戸数や価格は未定。

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