
(一社)不動産流通経営協会は30日、ホテルオークラ東京プレステージタワー(東京都港区)で定時総会を開催。2023年度の事業報告、および同年度決算を議決・承認した。
総会後に行なわれた懇親会で、同協会理事長の太田陽一氏は「足もとの不動産流通市場は価格上昇の中で順調に推移している。中でも、既存住宅流通市場については東日本レインズを見ると、既存マンション・既存戸建て共に成約件数が増加し、成約価格も上昇した。ただ、少子高齢化の進行に伴う空き家の増加や、脱酸素への取り組みなど、課題が山積している。こうした外部環境の激しい変化はあるが、若い世代の多様な感性を生かし、画一的ではないサービスの提供が必要になる」と挨拶した。
なお、24年度の事業計画については3月に開催した理事会ですでに決定済み。調査研究事業やその結果をエビデンスとした政策提言、研修事業等を進めていく。