(株)長谷工コーポレーションは7日、バッテリー式フル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-250N」を、横浜市内の新築マンション建設現場2ヵ所に採用したと発表。マンション建設現場への採用は国内初となる。
走行と揚重作業が一つの運転席で行なえるラフテレーンクレーンとして、吊り上げ性能25tクラスのフル電動化を実現したもの。従来のディーゼルモデルでは、1台当たり年間平均で走行・揚重作業時に27tのCO2を排出していたが、同クレーンを使用することでCO2排出量がゼロになるという。
同社は、2021年12月に長谷工グループ気候変動対応方針「HASEKO ZERO-Emission」を制定。同方針にのっとり、建設現場における電動機材の積極的な活用に加え、使用電力の100%再生可能エネルギー化、環境配慮型コンクリートの普及などの取り組みを推進している。今後も事業を通じた課題解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していく。