不動産ニュース / 開発・分譲

2024/6/11

横浜駅直結の複合タワー、20日に開業

「THE YOKOHAMA FRONT」
ホテル客室。「横浜」駅直結の地の利を生かし、ビジネス・観光両面で利用者を増やしていく

 (株)相鉄アーバンクリエイツと東急(株)は11日、「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」として建設が進められてきた複合タワー「THE YOKOHAMA FRONT」(横浜市神奈川区)を報道陣に公開した。商業施設、クリニックモール、子育て支援施設、ホテル・サービスアパートメント、分譲マンション、事業共創施設が一体となった複合タワーで、両社が分譲マンションを除く保留床を取得し、管理・運営していく。

 同再開発は、日本初認定の「国家戦略住宅整備事業」として、2010年にスタート。東急東横線ほか8路線が乗り入れる「横浜」駅にペデストリアンデッキ(はまレールウォーク)で直結。敷地面積は約6,600平方メートル。鉄筋コンクリート造・ 一部鉄骨造地上43階地下2階建て。高さ178mは、横浜駅周辺では最高層。延床面積は約7万9,000平方メートル。横浜駅へのデッキや、タクシー乗り場の整備などを含めた総事業費は468億円。

 1~4階が店舗・クリニックモール、子育て支援施設。4・6~10階がホテル「相鉄ホテルズ ザ・スプラジール横浜」(169室)、11・ 12階が同ホテルのサービスアパートメント(52室)。5・13~41階が分譲マンション「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」(総戸数459戸、売主:相鉄不動産(株)・東急(株))、42階が事業共創施設「Vlag yokohama(フラグヨコハマ)」となる。同日会見した相鉄アーバンクリエイツ横浜駅西口事業部担当課長・青山敏之氏は「再開発により生まれる快適性・利便性と、鶴屋町(建設地)がもともと持っていた繁華・愉楽を合わせ、横浜の新しい都心価値を創造していく」と語った。

 ホテルは、リミテッドサービスながら相鉄グループでは最上位ブランドとなる「ザ・スプラジール」の初弾として、ビジネス客とインバウンドなど長期滞在観光客を取り込む。ダブル164室(客室面積約19~40平方メートル)、ツイン57室(同26~50平方メートル)。全客室にセパレートタイプの浴室を設置。サービスアパートメントは、生活家電や大型のクローゼット、洗濯乾燥機、食器類を備える。フィットネスジムやレストラン、ベーカリー・カフェも併設する。 宿泊料金は、ダブルが1泊1人当たり1万2,000円から、ツインが1万3,750円から。サービスアパートメントは、 ホテルタイプより1人当たり2,000~3,000円プラスとなる。6月中の予約率は土曜日中心に6割程度。観光客が中心で、インバウンド比率は2割前後。

 事業共創施設「Vlag yokohama」は、広さ約350坪。施設全体運営パートナーに野村不動産グループのUDS(株)を招き、3社で運営する。会員制のワーキングラウンジ、ホール、キッチン付きスタジオ、カフェバー、スモールオフィス6区画で構成。運営事業者のコミュニティマネージャーが常駐。横浜銀行など事業共創パートナーと共にさまざまなイベントを行ない共創を支援。「横浜を重点エリアとする2社がタッグを組み、さまざまな事業のテストビルドの場として、エリアの各企業と地域内連携を図り、横浜のローカルな課題解決につなげたい」(東急都市開発本部プロジェクト開発事業部開発第二グループ横浜都心担当課長・横内稔充氏)。

 低層部の商業ゾーンは、飲食店中心に15店。20日は10店舗がオープン。残りは7月以降順次オープンする。分譲マンションは22~23年で販売が完了。3月に引き渡し済み。3階のクリニックモール・子育て支援施設は5月に開業済み。

事業共創施設「Vlag yokohama」のワーキングラウンジ

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国家戦略特区

地域を指定し、規制の特例措置を定め、その措置を活用して事業を実施する仕組み。「国家戦略特別区域法」に基づく制度である。

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