三井不動産(株)は12日、 賃貸ラボ&オフィス「三井リンクラボ中之島」(大阪市北区)をオープンすると発表した。
同社は、2019年5月より賃貸ラボ&オフィス事業「三井のラボ&オフィス」をスタート。本格的なウェットラボ(創薬や再生医療等の研究者が液体や気体等を使って実験を行なう場所)と、デスクワークができるオフィスが一体化した施設を展開している。
「三井リンクラボ中之島」は、(一社)ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)との協働で、関西圏2つ目のライフサイエンス拠点となる。事業全体では5棟目の施設。6月29日にオープンする未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross」の3~5階部分、施設面積は3,801平方メートル。
4・5階の賃貸ウェットラボは、14区画(約80~200平方メートル)を用意。各種実験に必要な汎用機器を備えた5階のシェア型ウェットラボでは、ベンチ単位での入居ができる。入居テナントは併設する共通機器室や細胞培養室を共同で利用することが可能。
3階の賃貸オフィスは3区画(約100~200平方メートル)、3~5階のサービスオフィスは23区画(1~13人部屋)を用意。サービスオフィスは1名から利用でき、オフィス什器等のさまざまな設備が整った区画を選択することが可能。そのほか、3階にラウンジ・オープンデスク、会議室を設け、3~5階には来客対応にも活用できるMeeting Roomを備える。入居テナントとLINK-J会員が無料で利用できる「LINK-Jコミュニケーションラウンジ」も設置。入居テナントの活発なコミュニケーションを促進する。