不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/6/26

首都圏の新築戸建て平均価格は前月比上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社ネットワークにおける2024年5月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京23区、東京都下、神奈川県横浜市・川崎市、神奈川県他、埼玉県さいたま市、埼玉県他、千葉県西部、千葉県他の首都圏8エリアで集計した。

 新築戸建ての平均価格は4,549万円(前月比0.2%上昇)と、上昇した。エリア別では、東京23区6,831万円(同0.5%下落)、東京都下4,763万円(同1.1%上昇)、横浜市・川崎市5,237万円(同変動なし)、神奈川県他4,073万円(同0.3%上昇)、さいたま市4,356万円(同0.9%下落)、埼玉県他3,659万円(同0.1%下落)、千葉県西部4,167万円(同0.4%下落)、千葉県他3,193万円(同0.7%下落)となった。 

 8エリア中7エリアで前年同月比下落。中でも東京23区は9ヵ月連続で前年同月を下回った。また、神奈川県他は3ヵ月連続で17年1月以降最高額を更新している。

 中古(既存)マンションの平均価格は3,873万円(同変動なし)と、横ばいだった。エリア別では、東京23区5,257万円(同0.8%上昇)、東京都下3,228万円(同0.7%上昇)、横浜市・川崎市3,392万円(同0.1%上昇)、神奈川県他2,656万円(同0.6%上昇)、さいたま市3,271万円(同2.0%下落)、埼玉県他2,471万円(同0.3%下落)、千葉県西部2,796万円(同0.3%上昇)、千葉県他2,058万円(同0.9%下落)となった。

 千葉県西部は13ヵ月ぶりに前月比で上昇。また、東京23区、神奈川県他の2エリアで17年1月以降最高額を更新した。東京23区の最高額更新は10ヵ月連続となっている。

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