東日本旅客鉄道(株)は2日、JR東日本グループでは初となる開発型ファンドを組成したと発表した。新たなファンドスキームを活用することで、不動産ファンド事業の成長を加速する。
今回の開発型ファンドは、JR東日本が保有する社宅「イーストハイム大井山中」(東京都品川区)を子育て世帯向け賃貸レジデンス「クラシアム大井町」(総戸数85戸)へリノベーションする資金を調達するもので、資産運用規模は約2,480億円。
JR東日本が社宅をファンドに売却。ファンドは大和ライフネクスト(株)とマスターリース兼プロパティマネジメント契約を結び、同社がリノベーション工事を実施、貸主代理を務める。アセットマネジメントは、JR東日本グループのJR東日本投資顧問。
「クラシアム大井町」は、JR京浜東北線他「大井町」駅徒歩11分に立地。鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建て。全戸専有面積70平方メートル以上と同エリアでは希少な広さ。リノベーションにより、オートロック、防犯カメラ、ルーバー、外構改修でセキュリティとプライバシーを強化。室内は、水回りの更新、和室の洋室化などを行なう。
入居開始は2025年3月予定。